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病院案内

当院の取り組み

当院では、院内における日々の診療行為とは別に、患者様やそのご家族の病気に関する指導、あるいは地域の方々の健康増進を図るため、様々な取り組みをおこなっております。

地域医療支援病院

地域医療支援病院の承認は、旧甘木朝倉医師会病院(朝倉市三奈木)が平成12年3月に地域の中核的病院として認められ承認を受けたもので、その実績により新築移転した朝倉医師会病院でも平成20年3月18日付けで認められたものです。

「地域医療支援病院」とは、

  • 他の病院や診療所からの紹介患者に対する医療の提供
  • 病院の施設・設備等の共同利用の実施
  • 24時間救急医療の提供
  • 地域の医療従事者の資質向上を図るための研修の実施

これらのことを実施し、地域の医療機関と密接な連携を図り患者さんを中心とした「地域完結型医療」を目指すものです。地域のみなさんにより良い医療を提供できるよう努力したいと考えております。

地域がん診療病院

当院は、平成28年2月24日付で、厚生労働省大臣から「久留米大学病院」とのグループ指定による「地域がん診療病院」の指定を受けました。

グループ指定の具体的な連携内容

病院名 久留米大学病院
連携内容 ・院内クリティカルパスに関する情報共有
・キャンサーボードに関する連携
・カンファレンスの合同開催
・診療機能確保のための人材交流
・手術療法についての連携
・術中迅速病理診断に関する連携
・放射線治療に関する連携
・がん化学療法プロトコールに関する情報共有
・がん相談支援業務に関する連携


災害拠点病院

当院は、平成23年3月10日付で福岡県より災害拠点病院の指定を受け、災害時には医療救護活動の拠点としての役割を担うことになりました。 当院は、救急診療に必要な診療棟は耐震構造であり、応急用医療資器材もすべて災害時に対応出来る様に整備しています。電気等のライフラインについても維持機能を備えており、敷地内には専用のヘリポートを有し、ヘリコプターによる搬送が可能となっています。また、年に数回の災害訓練を計画して実施する事により、災害時に迅速な対応が出来る様に訓練を重ねています。

救急救命士実習医療機関

当院は、朝倉地区で唯一の救急救命士の実習医療機関であり、医師や看護師などの医療チームの一員として、救急救命士が診療(採血、薬剤投与、気管内挿管など)を通して学習することができる病院です。
この実習により救急救命士は医療技術の向上・維持が出来、そして朝倉地区の病院前救護活動の向上となり、最終的には当地域の医療機関に貢献する事になります。 皆様のご理解と協力を宜しくお願いします。

へき地医療拠点病院

朝倉市・郡内の無医地区の巡回診療を朝倉医師会会員の協力のもと朝倉市(4ヶ所)・朝倉郡筑前町(2ヶ所)の6ヶ所で年間120回程実施しています。 旧甘木朝倉医師会病院が昭和58年12月に「へき地中核病院」の指定を受け旧甘木市・朝倉郡内で実施してきたもので、平成20年4月1日に朝倉医師会病院が継続指定を受けたものです。

開放型病院

地域の医療機関の医師とネットワーク化を図り、紹介に基づく診療に関する積極的な連絡調整を行い、登録紹介医が当院に赴き共同診療(共同指導)することにより患者さんの継続一貫治療を目指すものです。 開放型病院の承認は、旧甘木朝倉医師会病院が昭和59年11月に受けたもので、朝倉医師会病院は平成20年4月1日に全病床が開放型病床として認可されました。

緩和ケア研修会の開催

朝倉医師会病院では、「緩和ケア研修会」を年に1回開催しています。
この研修会は「がん対策基本法」及びそれに基づく「がん対策推進基本計画」に基づき厚生労働省が提示した「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会の開会指針」に沿って開催致します。当該指針は、がん診療に携わる医師が緩和ケアについての基本的な知識を習得し、治療の初期段階から緩和ケアが提供されるようにすることを目的とするものです。

当院における緩和ケア研修会修了状況   令和5年4月末時点

がん等の診療において、主治医や担当医となる医師数   27名

うち、当該研修会修了医師数   23名

研修会修了率   85.2%

治験

医学の進歩には新薬の創出が欠かせません。 治療薬のない疾患に対して新薬を開発したり、治療薬が既にある疾患でも、より有効な既存薬の使い方や、さらに効果的で副作用の少ない新薬を開発することで、人の寿命は延びてきました。 当院では、薬が市販されるまでに必要な、有効性・安全性を調べる治験業務によって、新薬の誕生に貢献しています。

専門医制度と連携したデータベース事業(NCD)への取り組み

当院は、2011年1月1日より一般社団法人National Clinical Database (NCD)が実施する、手術・治療情報データベース事業に参加致しております。この事業は、日本全国の手術・治療情報を登録し、集計・分析することで医療の質の向上に役立て、患者さんに最善の医療を提供することを目的としています。 尚、詳細につきましては、下記のPDF・ホームページをご参照ください。

定例カンファランスの開催

朝倉地区の医師及び医療従事者を対象とした院内症例検討会を月1回開催しております。地域の医療向上を目指し、医学・医療技術の研修・研鑽の場としています。

肝臓友の会の活動
(現在休会中)

肝臓に病気をお持ちの患者さんを対象に、肝臓病の正しい知識を身につけ治療に励んでいただくとともに、会員相互の親睦を図ることを目的に、「肝臓友の会」を平成13年1月27日に発足させました。 年1回の総会と年3回の勉強会を開催し患者様の交流を図るとともに、会報の発行や医療情報の提供、電子メールでの医療相談などの活動を行っています。 現在50名ほどの方々が会員になっています。

各種教室の開催

入院・通院及び在宅の患者さんやそのご家族の方などを対象に、病気に関する知識や栄養管理・服薬の方法など、病気療養に関する指導を行うことにより、患者さん相互の情報交換・自己啓発及び治療意欲を促し、治療効果の向上を図ることを目的として、各種教室を開催しています。

朝倉医師会病院研究発表会

朝倉医師会病院のみならず、近隣の病院からも参加して頂き、各病院で取り組まれた事も発表して頂き、今後の発展につなげて行きたいと考えております。過去、発表された内容を掲載していますのでご閲覧ください。

地域講演会などへの講師派遣

市町村が行う各種行事や教室、老人会・婦人会などの各種団体が開く会合などに、また事業所などで実施される労働安全衛生研修会などに、講演の場を設けていただければ、演題に応じて病院職員を講師として派遣しています。 講師派遣に伴う費用は一切不要ですので、どうぞご利用ください。

朝倉・うきはC型肝炎研究会の開催

朝倉地区・浮羽地区における実地医科の医師を対象に、肝炎治療の意義を理解するとともに、病病・病診の連携を強化し、当地区の肝炎治療の活性化と肝炎・肝癌の撲滅を図ることを目的に発足した「甘木朝倉浮羽地区肝炎治療病病連携セミナー」に積極的に開催しています。 これは、平成13年11月に発足したもので、特別講演や症例検討会を開催しています。

朝倉臨床栄養談話会の開催
(現在休止中)

朝倉地区の病院・開業医の医師及び栄養士を中心としたコ・メディカルを対象として、消化器疾患における臨床的分野・栄養療法等に関する研究・発表及び討議を行い、栄養治療の一層のレベルアップを図ることを目的に「甘木・朝倉臨床栄養談話会」を開催しています。 平成13年1月30日に第1回を開催して以来、年2回のペースで各50名程度の参加者を集めて当院で開催しています。第4回からはその対象を浮羽地区まで拡大して開催しています。

AAU消化器連携セミナーの開催

朝倉医師会および浮羽医師会の会員を中心に病病・病診の連携を強化し、地域の消化器疾患の医療の向上を図るため、医師や看護師、コ・メディカルを対象として年2回の特別講演や症例検討会を開催しています。

地元「朝倉新聞」への投稿
(現在掲載休止中)

新聞への折り込み方式で甘木・朝倉地域の各家庭に月1回配布されています地元「朝倉新聞」の中の”お茶の間ドクター”のコーナーに、当院の医師が輪番で一般の方々に読みやすいよう、専門領域・亜専門領域の医療や健康に関する記事を投稿しています。 是非、ご一読ください。

がん相談支援センター

がん相談支援センターは、国立がん研究センターでの相談員研修を終了したスタッフが、がん患者・ご家族の不安・悩み・心配事に対して、相談を受けています。