診療技術部

薬剤科

私たち薬剤科は、患者さんに寄り添い、より良い医療サービスの提供ができるよう様々な職種のスタッフと協力・連携するチーム医療を行っています。
忙しい毎日ではありますが、現在薬剤師14名(育児休暇中1名)・事務職員3名で1日24時間、365日仲良く楽しく頑張っています。
それでは、私たちの仕事を紹介します。

主な業務

入院調剤(内服・注射)

患者さんに安心して治療を受けて頂けるようにアレルギーや副作用、普段飲まれているお薬と新しく始まるお薬との相互作用などをチェックしながら調剤しています。日々変化する患者さんの検査値をチェックし、今のお薬で副作用が出ていないか、お薬は患者さんに適しているのかを確認しながら調剤する事も私たちの仕事です。

外来調剤

夜間は、入院患者さんの調剤だけでなく、救急外来を受診された患者さんのお薬も調剤してお渡ししています。

ミキシング(TPN・抗ガン剤調製)

TPN(Total Parenteral Nutrition:中心静脈栄養法)とは、食事から充分な栄養を摂取できない患者さんに用いる食事代わりの点滴です。注射の配合変化などをチェックし、無菌的に注射を混ぜるのも私たちの仕事です。抗がん剤の調製は投与直前に行い、必要時は患者さんや家族に説明を行います。担当薬剤師は抗がん剤治療中の副作用がなるべく軽くなるように、最良の支持療法を提案するなどがん化学療法チーム医療にも力を注いでいます。

DI(Drug Information:医薬品情報管理業務)

お薬を有効に使用できるよう、様々な資料や文献、医薬品メーカーなどからお薬に関する新しい情報を収集し、毎月、冊子にしてまとめ、医師・看護師など他のスタッフへ情報提供を行っています。

TDM(Therapeutic Drug Monitoring:治療薬物モニタリング)

使用する薬剤が副作用を発現せず効果的に作用するように、一部の抗菌薬について患者さんの体重や腎臓の機能から血液中のお薬の濃度を推測し、適切な投与量を医師に提案しています。

治験

新しい「薬」を開発するためには、人での効き目(有効性)や副作用(安全性)を確認する必要があります。国(厚生労働省)から「薬」として承認を受けるために行う臨床試験のことを「治験」と呼んでいます。治験は国(厚生労働省)が定めた厳格なルールに従って行われます。当院では治験も行っています。薬剤科では治験薬の品質管理を行い、治験に参加される方のサポートも行っています。


各種教室

糖尿病教室

入院患者さんや外来患者さん、そのご家族を対象に糖尿病教室を開催しています。薬剤師の立場から数多くある糖尿病治療薬について薬の効果や服用する上での注意事項、インスリンの自己注射の手技や管理に関する説明を行っています。

高血圧教室

医師・看護師・薬剤師・栄養士が月に1回、患者さん向けの勉強会を開催しています。高血圧の病態や治療(食事療法、運動療法、薬物療法)について患者様に理解を深めていただき、治療と自己管理を継続していけるように支援することを目的としています。ぜひ、気軽にご参加ください。


チーム医療について

NST(栄養サポートチーム)、ICT(感染対策チーム)、緩和ケアチームなどの症例検討会(カンファレンス)や回診に参加して、薬剤師の立場から患者さんの薬物治療を支援しています。

NST(栄養サポートチーム)

栄養サポートチーム(NST)の回診に常に参加し、患者さんの状態、内服薬、注射剤および検査データをみながら医師へ処方提案を行っています。特に中心静脈栄養輸液のオーダー作成では、薬剤師が中心となってメニューの提案を行っています。

ICT(感染制御対策チーム)

ICT(感染制御対策チーム)では週1回の環境ラウンドへの参加に加え、適切に抗菌薬が使用されているか、漫然と長期にわたる投与が行われていないかなどのチェックを行い、主治医に報告・薬剤変更提案なども行っています。患者さんに効果的な治療を提供するのはもちろん、昨今猛威を振るっている耐性菌の拡大を食い止めるべく、日々目を光らせています!

がん化学療法チーム

毎月2回各科の医師・薬剤師・看護師にて新規がん化学療法予定患者や抗がん剤治療中の患者のレジメンの選定、副作用対策(支持療法)などについて活発に意見交換を行っています。医師の診察後に抗がん剤治療を細部までご理解頂けるように薬剤師が十分に時間をかけてご説明致します。

緩和ケアチーム

毎週1回多職種による緩和ケアチームカンファランスやラウンドが行われています。がんを患った患者さんは様々な辛い症状がおこる事があります。そのつらい症状を少しでも和らげることができればと緩和チームは活動しています。緩和ケア病棟にご入院の患者さんはもとより一般病棟の患者さんや外来の患者さんもカンファランスにて最善の方法を検討しています。薬剤師は疼痛や吐き気・便秘・倦怠感・不安感などに対する最善の薬物療法を提案します。

NSTカンファレンスの様子

NSTラウンドの様子


院内・院外研修について

個々の薬剤師のレベルアップと其の維持の為、業務終了後も積極的に研修会に参加しております。当院は院内研修会(医療安全・感染・NST・糖尿病・緩和ケア・医療機器など)も活発ですが、朝倉医師会の医師を対象とした研修会にも薬剤師は参加することができます。筑後地区の薬剤師研修会やオンコロジー、感染制御、糖尿病、NST、周産期医療など様々な分野の研修会にも積極的に参加しています。


薬剤科人員

人員(2018年7月現在)

  • 薬剤師 … 14名 ※育児休暇中1名含む(来年度も増員予定)
  • 事務職員 … 2名

主な資格所有者

  • 栄養サポートチーム(NST)専門療法士 … 4名
  • 日本薬剤師研修センター認定 実務実習指導薬剤師 … 3名
  • 筑後糖尿病療養指導士 … 2名
  • 日本病院薬剤師会認定 指導薬剤師 … 1名
  • 生涯研修履修認定薬剤師 … 5名
  • 肝炎コーディネーター … 2名
  • 日本DMAT業務調整員 … 1名
  • 医療安全管理者研修終了者 … 1名
  • 外来がん治療認定薬剤師 … 1名
  • 感染制御認定薬剤師 … 1名
  • 公認スポーツファーマシスト … 1名

見学は随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。