ホーム診療科・部門小児系小児外科こどものおなか外来(嘔吐・腹痛・便秘)について

小児外科

こどものおなか外来(嘔吐・腹痛・便秘)について

我々、小児外科医は小児外科疾患だけではなく、小児消化器疾患、特に嘔吐・腹痛・便秘を認めるお子さんの診療も専門としております。

嘔吐:嘔吐を認める小児の疾患は、消化器疾患に加え、感染性、神経、代謝疾患、また急性あるいは慢性のもの、と多岐にわたります。その中で特に頻度の高い疾患は、乳幼児期・学童/思春期の胃腸炎と乳幼児期の胃食道逆流症となります。特に、胃食道逆流症(GERD)は専門としております。必要であれば、消化管造影検査、食道インピーダンスpHモニタリングなどの専門的な検査も可能ですので、どうぞご相談下さい。

腹痛:お子さんの突然の腹痛、心配になりますよね。子どもの腹痛は、大人とは異なる特徴があります。ほとんどのお子さんの腹痛は緊急の治療を要さないものですが、中には、腸重積や虫垂炎などの緊急の治療を要する病気の場合もあります。 中でも、繰り返す腹痛は4-9才、思春期早期にかけ増加すると言われています。子どもの腹痛について、豊富な診療経験がありますので、体に優しい超音波検査などを用いて、ていねいに診察いたします。どうぞお気軽にご相談ください。

便秘:こどもの便秘も頻度の高い疾患のひとつです。便秘を発症しやすい時期は、乳児の離乳食開始時、幼児のトイレットトレーニング期、学童の通学開始時、と言われてます。2013年に小児慢性機能性便秘症診療ガイドラインが発刊され、こどもの便秘についてもエビデンスに基づいた診療が行われるようになってきています。また、便秘症のお子さんの中には、詳しい検査が必要な疾患が原因である方もいらっしゃいますので、便秘でお困りのお子さんがいらっしゃいましたらお気軽にご相談下さい。

上記の症状で、お困りのお子さんがおられましたらご紹介頂けますと幸いです。