内科系

呼吸器内科

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120万のなかで最も多いのが悪性新生物(がん)による死亡で、年間36万人です。次に多いのが心疾患(心臓病)による死亡で約20万、そして肺炎、脳血管疾患(脳卒中など)と続き、それぞれ年間12万人程度です。これらの4大疾患が今後も主な死因でありつづけることはまちがいありません。

これらの病気の中で、呼吸器内科が関わることが多いものが2つあります。一つは肺がんです。年間36万人の人が亡くなっているがんの中で、最も死亡数が多いのが肺がんで、年間約7万人(男5万、女2万)亡くなっています。肺がんによる死亡が多い理由として幾つか考えられますが、診療する上で、治療や診断が難しいことが挙げられます。早期であれば手術などの有効な治療による根治が可能ですが、診断時にはある程度進行している場合が多く、治療を難しくしています。そのため、肺がんは予防が特に重要です。

肺がん予防のために最も重要なものは喫煙しないことです。受動喫煙(他人が吸ったたばこの煙を吸い込むこと)も肺がんの危険を高めることがわかっています。

二つ目は肺炎です。高齢になればなるほど、肺炎や肺炎による死亡の危険が高くなります。高齢になってなる肺炎の多くが誤嚥性肺炎(口の中のものが誤って気道や肺に入ることでかかる肺炎)ですが、脳卒中などの病気があるとかかりやすく、逆に日頃から良く体を動かし、元気の良い人は肺炎になりにくいことがわかっています。

それ以外にも多くの呼吸器系の病気がありますが、我々呼吸器内科医は、当院の呼吸器外科専門医とも密に連携し、専門的知識やこれまでの経験がみなさんや地域の少しでもお役に立てることを目標に、日々診療しています。

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