あさくら看護学校

あさくら看護学校

学校案内

校長挨拶

あさくら看護学校 校長
田邉 庸一

ようこそ、あさくら看護学校のホームページへ

看護師を目指している皆さん、または看護教育に興味をお持ちの保護者、関係者のみなさまに「あさくら看護学校」のご紹介をいたします。

あさくら看護学校は一般社団法人朝倉医師会が設立運営しています。2010年3月にそれまで40年続けてきた准看護師養成学校を閉校し、これからの医療ニーズに対応して、2010年4月に新たに3年課程の看護師養成学校を装いも新たに開校いたしました

当時私は朝倉医師会の理事になったばかりで和田校長の元、火野坂副会長より准看護師養成所から看護師養成所にするぞと言われ、会議の連続や校舎の建設状況の確認に火野坂副会長と来ていたことを思い出します。 朝倉地区では唯一の看護専門学校であり、朝倉医師会病院はもとより近隣の医療施設でも非常に期待されています。

その教育方針は、人間愛に基づき看護の心理を探究することにより、さらに高度な知識に裏付けされた看護の技術を習得し、人間性豊かな、有能な臨床実践能力を備えた看護師を育成することを目標としています。現在、開校から12年が経過しましたが、毎年40名の卒業生を輩出しています。抜群の国家試験合格率を堅持して、これまで377名の卒業生が、優秀な看護師として地元はもとより九州一円の病院の第一線にて活躍しています。

これから現実に迎えようとしている超高齢化社会では、その患者像の複雑化とそれに対して求められる医療・看護の方向性が大きく変化してきています。複雑な状況にある患者が急増する中では、集中的な入院医療と生活を支える在宅医療が必要となってきます。入院医療では、より高度で複雑な病態の患者に対しては特に他職種連携によるチーム医療が不可欠となります。医師と共に多職種チームのリーダーとなり治療に当たらなければなりません。そのためには高度の知識や技術の習得だけではなく、医療チームリーダーとしての責任感や精神的な強さが必要となります。優しい心はもちろん必要ですが、強い心を持つ人間になる努力をしてください。また、これから看護師に求められている在宅医療では、幅広い医療の提供だけではなく、病態変化に対する判断力の強化、対象者や家族の生活や精神面での支援、介護、福祉などとの連携、さらに終末期では在宅看取りの問題などについてこれから勉強することが多いと思います。思いやりのある、約束を守る人になってください。

話は変わりますが、ここ朝倉の地は大変穏やかで、皆さんの目標に向かって集中し勉強するには最適な土地柄であります。また学校では先輩・後輩の仲もよく学校祭(てふてふ祭・スポーツ大会)でもみんな団結して楽しんでいます。行き詰った時や悩みがあれば、心にしまわないでクラスメイト・先輩・教職員だれでもいいですから遠慮なく相談することです。

また現在は新型コロナウイルス感染症が蔓延し終息の兆しが見えない中、学生さんにとってもいろいろ不都合なことがあるとは思いますが、みんなで協力して乗り切りましょう。皆さんの目標を達成できるよう、朝倉医師会をはじめ、学校職員、講師陣と教育関連施設ともに全力で支援致します。