令和元年度 朝倉医師会病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 83 57 69 83 165 251 653 1083 1269 563
令和元年度に退院した患者さんの年齢を10刻みの階級別に集計しました。当院は地域の中核病院として、開業医と連携し地域医療に貢献しています。朝倉市の高齢化率の上昇もあり、入院患者数の割合は70代以上が多くみられますが、小児科の入院も増加しており幅広い年齢層の患者さんにご利用いただいております。30代までは扁桃炎や気管支肺炎、感染性腸炎や急性虫垂炎が上位を占めています。また40代~60代では、アテローム血栓性脳梗塞や結腸癌や肺癌が上位を占めています。入院患者の割合が最も多い70代以上では、気管支肺炎や誤嚥性肺炎、うっ血性心不全や脳梗塞といった内科系疾患に加えて白内障が上位にきています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050130xx99000x 心不全 136 37.96 17.71 8.09 83.27
050070xx99000x 頻脈性不整脈 40 17.33 7.56 0.00 80.05
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 37 28.51 10.80 2.70 82.57
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) A-DROP スコア1 31 21.23 13.48 9.68 85.45
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) A-DROP スコア2 27 34.37 15.17 11.11 85.78
循環器科で多い疾患が心不全です。次に多い疾患がペースメーカー挿入を伴う洞不全症候群や房室ブロック、その次に心房細動が占めています。 患者層は75歳以上が多く、基礎疾患に糖尿病があったり肺炎を併発するなどして入院期間が長くなる傾向がみられます。
また、ペースメーカーを挿入した場合にはペースメーカーの電池交換目的での入院も必要となりますが、これは第3位の患者数に含まれます。
呼吸器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィーあり 21 2.00 2.03 0.00 60.48
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 18 30.94 18.84 11.11 72.56
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 気管支ファイバーや経皮的針生検等あり 16 6.63 3.33 0.00 73.19
0400801299x000 肺炎等(市中肺炎かつ15歳以上65歳未満) A-DROP スコア0 16 9.31 8.52 0.00 44.81
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) A-DROP スコア1 12 17.42 13.48 0.00 83.00
当科における昨年度のDPC診断群分類別患者上位数としては、睡眠時無呼吸症候群の検査目的入院が第1位となっております。
これは、地域医療機関よりfull PSG検査目的で紹介入院が増えてきていることが考えられます。
第2位は間質性肺炎となっておりますが、当科では難治性の呼吸器疾患である間質性肺炎の精査および治療にも取り組んでおり、地域医療機関よりご紹介いただいております。
実際の当科の入院状況としましては、市中肺炎・誤嚥性肺炎が多数ですが肺がんに対する診療にも従事しており、気管支鏡検査による診断や最新の肺がん診療ガイドラインに沿った治療を行っております。
今後も、地域医療機関と連携しながら呼吸器疾患に従事していきたいと思います。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼡径ヘルニア ヘルニア手術等あり 38 8.11 4.85 2.63 69.82
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等あり 29 11.55 7.13 3.45 61.14
060210xx99000x 腸閉塞 手術なし 24 11.79 8.89 4.17 72.33
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 22 9.23 6.94 9.09 45.23
060035xx01000x 結腸の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除等あり 17 29.47 15.02 0.00 76.18
外科で取り扱う患者さんで鼡径ヘルニアが1位となっています。次いで胆嚢疾患(胆石)となります。ヘルニア、胆石が多いのは地域性があるように感じます。 また、昨年度は保存的に治療した腸閉塞が多くありました。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折 人工骨頭挿入術あり 55 22.13 25.94 85.45 86.07
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 51 20.37 19.40 66.67 81.49
160760xx97xxxx 前腕の骨折 手術あり 35 8.40 5.54 5.71 57.17
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 13 18.54 19.59 84.62 88.69
160850xx01xx0x 足関節・足部の骨折・脱臼 骨折観血的手術等あり 10 23.80 15.59 50.00 59.60
高齢者の骨脆弱性骨折である胸腰椎圧迫骨折、大腿骨近位部骨折、前腕(橈骨遠位端)骨折、仙骨・恥骨・坐骨などの骨盤骨折で上位4つを占めています。大腿骨近位部骨折と前腕骨折は、ほとんど手術での治療を行っています。当院は急性期病院であるため、自宅復帰までの長期のリハビリを要する高齢者のこれらの疾患では急性期を過ぎて他院への転院となることが多くなっています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし エダラボンあり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 48 24.33 16.13 25.00 71.75
010060x2990400 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし エダラボンあり 発症前Rankin Scale 3、4又は5 24 26.08 19.66 58.33 82.79
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 22 28.86 18.81 59.09 80.82
010060xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術なし 15 8.13 6.22 6.67 71.27
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 14 5.36 5.01 0.00 75.07
当院では、脳卒中(脳梗塞・脳内出血・くも膜下出血)の急性期治療として外科的治療(動脈瘤クリッピング術、血腫除去術、バイパス術など)、内科的治療(rt‐PA血栓溶解)を行っております。
心臓血管外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 30 2.50 2.78 0.00 66.83
- - - - 8.48 - -
- - - - 48.71 - -
- - - - 15.20 - -
- - - - 25.94 - -
下肢静脈瘤に対してのレーザー焼灼術が増加傾向にあります。ストリッピング手術に比べ、入院期間が短くて(日帰り手術または1泊2日)出血や疼痛がほとんど無く、傷跡も目立ちません。
内シャント手術は、慢性腎不全症例の血液透析導入時に行う手術ですが今後増えてくる傾向にあります。閉塞性動脈硬化症重症症例では、積極的に手術(バイパス術)を行っております。
※患者数が10件以下の項目は(-)で表示しております。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 195 3.80 2.78 0.00 78.56
- - - - 7.53 - -
- - - - 3.08 - -
- - - - 3.27 - -
- - - - 3.10 - -
眼科の入院はすべてが手術目的となっており、そのほとんどが白内障の手術目的となっております。
当院には眼科の常勤医が不在ですが、近隣の眼科医3名で眼科を担当しています。全てが予定入院となっており入院当日には手術を行うことができます。術後もそれぞれの医院にてフォローしています。
※患者数が10件以下の項目は(-)で表示しております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術なし 20 14.20 12.55 10.00 77.65
- - - - 7.90 - -
- - - - 6.39 - -
- - - - 4.67 - -
- - - - 9.00 - -
急性感染症や蜂窩織炎等が1位となっております。次いで皮膚の悪性腫瘍や良性腫瘍となります。可能な範囲で入院手術も受け入れております。
※患者数が10件以下の項目は(-)で表示しております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍 前立腺針生検法あり 49 2.22 2.49 0.00 68.65
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術あり 29 5.24 7.07 0.00 74.45
11012xxx020x0x 上部尿路疾患 経尿道的尿路結石除去術あり 27 6.67 5.61 3.70 72.26
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 17 8.53 8.52 0.00 71.59
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 12 10.25 12.58 8.33 67.42
経尿道的手術を中心とした様々な手術を行っております。また、前立腺生検を年間50例行っており、前立腺癌の早期発見や治療を目指しています。
糖尿内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病 インスリン注射あり 85歳未満 17 19.35 13.72 5.88 67.76
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 15 22.33 13.41 0.00 52.60
- - - - 10.83 - -
- - - - 14.10 - -
- - - - 11.50 - -
当科の入院患者の多くは,かかりつけ医から紹介された血糖コントロール困難な2型糖尿病であり,入院による治療法の適正化と糖尿病教育を行っています。インスリン注射ありは,高血糖が顕著な症例や,既に各種の経口血糖降下薬を使用していた症例です。血糖コントロール改善後に経口薬やGLP-1受容体作動薬に切り替えて退院する場合と,自己注射・血糖自己測定の指導を行い,インスリン注射を継続する場合がありますが,いずれにせよインスリン注射なしより入院期間が長くなります。糖尿病性ケトアシドーシスや非ケトン昏睡は重篤な病態であり,輸液と持続静脈内インスリン注入による慎重な管理を行います。末梢循環不全は下肢の動脈硬化性病変で,足潰瘍などを伴う場合は入院期間が延長します。入院患者の糖尿病教育は,個別指導のほか多職種による糖尿病教室を開催しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術あり 109 5.00 2.63 0.00 65.43
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 57 9.23 5.39 3.51 57.79
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等あり 39 21.77 9.79 5.13 75.33
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 33 13.67 7.42 9.09 68.03
0400801499x001 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) A-DROP スコア1 32 21.69 13.48 12.50 84.69
消化器内科で最も多い疾患は、大腸ポリープでその多くが大腸腺腫であり内視鏡的切除を行っています。
急患で多い疾患が感染性腸炎であり幅広い年代の患者さんが入院されています。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 43 5.74 5.69 0.00 6.44
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 16 5.56 6.19 0.00 4.69
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 13 4.38 5.39 0.00 8.08
- - - - 5.72 - -
- - - - 6.64 - -
小児科では、肺炎や気管支炎、胃腸炎、喘息といった症例が大部分を占めています。
外来治療が可能な場合もありますが、発熱が一週間近く続いたり、呼吸困難や強い脱水状態にある場合には入院治療が望ましいです。いずれの症例においても、退院後はかかりつけ医にフォローをお願いしています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 18 - - 20 11 32 1 6,7,8
大腸癌 13 18 18 20 12 35 1 7,8
乳癌 - 20 - - - - 1 6,8
肺癌 - - - - - 35 1 8
肝癌 - - - - - 60 1 6,7,8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
最も代表的な5つのがん(胃がん、大腸がん、乳がん、肺がん、肝がん)を病期ごとに集計しました。
検診によって乳がんを早期発見し、早期治療に繋げています。再発が多いのは、肝がん、大腸がん、肺がんの順になっています。肝がんの再発治療で血管塞栓術(肝臓の血管に薬剤を注入する)を行うなど、患者さんの体に負担が少ない治療を行っています。大腸がんや肺がんは抗がん剤の内服や注射など化学療法治療が多くなっています。再発したがんは進行している状態で判明することもあり、再発患者さんの中には当院の緩和ケア病棟に入院され、痛みのコントロールなどの緩和治療を受けられる方もおられます。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 67 13.78 55.64
中等症 267 27.33 83.18
重症 51 35.86 87.16
超重症 13 62.54 86.85
不明 - - -
日本呼吸器学会成人肺炎ガイドライン肺炎重症度分類(A-DROPシステム)の定義に基づいてスコアの該当項目数0〜5で、入院時の重症度を示しています。さらに、重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を算出しています。
【A-DROPシステム】
1.男性≧70 歳、女性≧75 歳
2.尿素窒素≧21mg/dl以上または脱水あり
3.酸素飽和度≦90%
4.意識障害あり
5.収縮期血圧 90mmHg
 重症度に関わらず近隣の医療機関で外来治療が困難な患者さんをご紹介いただいており、外来治療が推奨される重症度0の患者さんでも重症化が予測されるケースでは、入院治療を行っています。重症度0では、適切な治療により在院日数をなるべく短くし、外来で経過観察しています。重症度1以上では平均年齢80歳以上とご高齢で複数の基礎疾患を持つかたが多く、在院日数も長くなっていますが、医師、看護師だけでなくリハビリテーション科、栄養科、薬剤部、ソーシャルワーカーが協力連携してチーム医療を行い、在院日数の短縮に努めています。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 141 28.27 77.82 45.21
その他 - - - -
当院で、脳梗塞に分類される疾患のうち、「I63$脳梗塞」に該当する患者さんについて示しています。
脳梗塞は、「アテローム型」と「心原性塞栓」と「ラクナ梗塞」の3種類に分けられます。脳梗塞は心原性(不整脈)や動脈硬化性など様々な種類があり、リハビリと点滴加療の後、内服加療の継続が必要です。  
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
循環器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K597-2 ペースメーカー交換術 22 13.00 25.68 4.55 83.36
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 18 5.83 23.50 0.00 81.94
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
循環器科での手術は、ペースメーカーに関わる手術で占められています。最も多いのがペースメーカーの交換術です。
手術前日数が少し長くなっていますが、他の疾患で入院中にペースメーカー移植が必要となるような場合が含まれているためです。また、術後日数が,長い傾向ですがこれは疾患別の解説にある通り、基礎疾患によるものと考えられます。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 45 2.18 7.40 2.22 61.40
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置(頭頸部その他) 33 0.39 3.76 0.00 69.06
K6335 鼠径ヘルニア手術 33 1.36 6.06 3.03 71.61
K7193 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術 12 6.25 25.58 0.00 72.25
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 12 11.00 19.25 0.00 74.83
当院外科で行った手術になります。昨年度も胆嚢に対する腹腔鏡下手術が1位となっています。クリニカルパスで周術期管理を行っています。
高齢者や独居の方は入院期間が延びる傾向にあり、術後日数が少し長めになっています。
結腸に関しては内科で精査入院後に続けて手術になっているケースが多く含まれるため、術前日数が長くなっています。通常は、前日もしくは前々日入院となります。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨,上腕,大腿) 50 2.82 18.24 78.00 85.20
K0462 骨折観血的手術(前腕,下腿,手舟状骨) 32 2.22 13.47 28.13 68.81
K0483 骨内異物(挿入物を含む)除去術(前腕,下腿) 20 0.95 3.20 0.00 39.85
K0811 人工骨頭挿入術(肩,股) 17 5.00 19.76 82.35 83.53
- - - - - - -
全体的には骨折に対する手術が多く、その中でも高齢者の大腿骨近位部骨折に対する骨接合術及び人工骨頭置換術が特に多くを占めています。
次いで、前腕(橈骨遠位端)骨折に対する骨接合術が多くなっています。また、大腿近位部骨折は術後ADL回復までに時間を要するため、転院率が高くなっています。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1742 水頭症手術(シャント手術) 11 6.00 20.45 27.27 79.45
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 11 4.73 19.18 27.27 85.18
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - - - -
脳腫瘍(髄膜種・転移性脳腫瘍など)、未破裂脳動脈瘤、更に正常圧水頭症に対する外科手術を数多く行っています。
心臓血管外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 28 0.46 1.00 0.00 67.46
- - - - - - -
- - - - - - -
- - - - -- - -
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患者数と同じく、下肢静脈瘤に対しての手術が最も多くなっています。血管内焼灼術とは、レーザーで静脈の内側を熱で焼き、閉鎖させる治療です。
レーザー焼灼術は、ほとんど傷が残らず痛みも少なくて手術時間もかなり短くて済みます。日帰り手術または1泊2日入院で治療が可能です。 
動脈硬化で血管が狭くなった症例では、バルーンカテーテルで狭い部分を拡張させる血管形成術を行ったり、血管が閉塞した症例ではバイパス術を行います。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 194 0.96 1.84 0.00 78.45
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- - - - - - -
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眼科の入院はほとんどが手術目的となります。中でも、白内障に対する手術である水晶体再建術(眼内レンズを挿入するもの)が占める割合が多くなります。
当院には眼科の常勤医が不在ですが、近隣の眼科医3名で手術を担当しています。
すべてが予定入院となっており、入院当日には手術を行うことができます。また、1回の入院で片目のみ手術を行うなど高齢の患者さんにもあまり負担がないように配慮しております。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 31 1.00 3.35 0.00 74.81
K7811 経尿道的尿路結石除去術(レーザー) 27 2.33 3.48 7.41 72.48
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 19 1.21 10.58 0.00 77.05
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 17 1.00 6.53 0.00 71.59
- - - - - - -
当院では、経尿道的手術を中心に検査や処置も含め年間で約180件の手術室利用件数があります。
また、ホルミウムレーザー80Wを導入しており、尿管結石や前立腺肥大症の手術を積極的に行っております。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 119 1.58 4.36 0.00 66.14
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 33 3.91 16.53 12.12 77.64
K6872 内視鏡的乳頭切開術(胆道砕石術を伴う) 29 6.34 19.48 0.00 78.03
K654 内視鏡的消化管止血術 24 0.71 14.08 16.67 74.54
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 18 1.44 19.00 11.11 83.22
消化器内科で最も多い手術は、内視鏡的大腸ポリープ切除術です。この手術は3~4日間で退院できるようにクリティカルパスで入院を管理しています。
次は、消化性潰瘍や大腸憩室出血等の消化管出血であり、クリップや止血鉗子にて内視鏡的消化管止血術を緊急で行っています。近年高齢化に伴って総胆管結石症の方が増加しており、発症数日以内に内視鏡処置ができる体制をとっており重症化する前に対応しております。
肝細胞癌に対する血管塞栓術や胆管がん、膵がん患者の閉塞性黄疸に対する内視鏡胆道ステント留置術も一定の症例数を実施しています。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
ここに挙げられている疾患は、元々の疾患がありそこからの重篤な状態を発症する疾患です。
播種性血管内凝固症候群は、血管内に無数の血栓がばらまかれ、凝固反応(血液が固まる)が非常に高くなる病態です。敗血症は、病原体によって引き起こされた全身性炎症反応症候群です。この2つはDPC(包括評価)で高い点数が設定されています。それだけ治療にかかる費用が高いということですが、当院では入院中の部分的な期間で発症し治療後は原疾患の治療に戻る場合も多くあります。
手術・処置等の合併症は、手術や処置後に一定の割合で起こりうる病態です。当院では、術後創部感染や術後出血が病名として挙げられています。そのほとんどが、入院契機と医療資源病名が同一の場合が多く合併症の治療を目的として入院しています。
更新履歴
2020年9月28日
更新
2019年9月27日
更新
2018年9月25日
更新
2017年9月25日
更新
2016年10月1日
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